青果部長がゆく熊本産地訪問記!各農協、市場、選果場を巡って

皆さんこんにちは。青果担当最年長杉本(66歳)です。

今年のGW明けに九州熊本県へ行ってきました。その旅の道中記をレポートしますね。皆様に初夏の熊本の風を感じていただけたら幸いです。

青果部長がゆく熊本産地訪問記!各農協、市場、選果場を巡って

また、熊本のサラダ玉ねぎ「サラたまちゃん」のおすすめレシピもあわせてご紹介します。66歳のシニアな私でも自分で作って楽しめる、かんたん絶品レシピです!

熊本の名産品がお好みの方にぜひ読んでいただきたいと思ってこのブログを書きました。よろしくお願いします。

旅の目的

今回の熊本訪問の目的は、ずっとお世話になっている熊本県あしきた農業協同組合」(通称:JAあしきた)様直販センターの落成式にご招待いただいたためです。

お招きいただきありがとうございます!いつもお世話になっております!!

旅の日程は1泊2日で、2日目に落成式の予定。弊社、株式会社オージーフーズの会長と一緒に2人で熊本へ出発しました。

熊果連様の事務所を訪問

まず1日目は、お世話になっているお取引先様の元を訪ねて歩きました。

日頃からお世話になっている熊本県果実連」(通称:熊果連)様の本部事務所を訪問しました。熊果連(『くまかれん』と読みます)様は、熊本県内の主に柑橘などを扱う農協の総元締めです。

みかん、甘夏、デコポン(特に甘夏とデコポンは生産量は日本一を誇っています!)等、生の柑橘類を主に取り扱っています。

また、それらの特産フルーツを原料にした、デコポンの缶詰、甘夏の缶詰、デコポンの100%ストレートジュース、河内晩柑のジュース(ジューシー)、デコポンゼリー等のフルーツ加工品も取り扱っています。

どれも人気の品物ばかりです!

杉本のお気に入り熊本土産「甘夏缶」と「デコポンジュース」

この中で私のお奨めの逸品は「甘夏の缶詰」「デコポンの100%ストレートジュース」は他では中々見ることが出来ない商品ですよ。熊本土産に断然おすすめです!

特に「甘夏の缶詰」は生果で食べるよりは、厚皮が剥かれていてライト風のシロップに浸かっていて、そのまますぐに食べることが出来ます。

甘夏特有の若干の苦みも有り“大人の味”の美味しさを味わえます。一度食べるともう夢中になること間違いなし!の逸品です。

又、「デコポン100%ストレートジュース」は、デコポンだけをそのまま絞っただけで何も加えたり、添加物も加えていないジュースです。とても強い甘味と程よい酸味がマッチした、味の濃いジュースです。

デコポンジュースを販売しているのは熊果連その傘下の一部の農協だけです。

何処でも買える商品ではありません。地元の百貨店熊本県のアンテナショップ一部通販でのみの販売ですから、正に希少な逸品と云えるのではないでしょうか。

熊本のとっておきの西瓜「肥後浪漫」見学

熊本訪問記_2018年5月杉さん_市場の肥後浪漫西瓜

続いて、熊本市内の卸売り市場内の仲卸の株式会社双葉」様を訪問しました。

㈱双葉様とのお付き合いはもう10年以上のお付き合いになりますね。太陽の雫という美味しいみかんをご紹介頂き現在も販売させて頂いているお取引先です。いつもありがとうございます!

今回は㈱双葉様が全国に販売しているオリジナル品種の肥後浪漫という西瓜を見学させて頂きました。

その日の午後から㈱双葉さんの売場には翌日販売用の「肥後浪漫西瓜(ひごろまんすいか)」が続々と入荷しており、当日だけで約2,000箱入荷予定と伺いました。

通常は日量で2∼3,000箱位入荷しますが、最大で約4,000という日も有るようです。もの凄い量ですね!全体数ではなく、日量ですよ。1日4,000箱!すごい数です。

これが1日で全国各地からの要請を受けてどんどん出荷されます。価格も3L玉クラスの大玉だと1箱に2玉詰めで6,000円位、つまり1玉約3,000位でも注文が殺到しているようです!

肥後浪漫西瓜の特長

熊本県産の西瓜について青果担当が語ります(肥後浪漫西瓜)

今年で29年目を迎えるこの肥後浪漫西瓜については、以前も私の拙いブログでもご紹介させて頂きました。

西瓜全般の特長についてお話しした記事の中で、この肥後浪漫西瓜について触れています。

熊本県産の西瓜について青果担当が語ります
皆さんこんにちは。 最年長青果担当の杉本です。 最近は酷く寒い日が有ったり、はたまた急に温かくなってみたりで年齢を増すと中々気温に身体...

「肥後浪漫西瓜」とは全体的に大玉系の西瓜で、食味食感に優れ、糖度も高く、特に大玉西瓜に求めるシャリ感も抜群に感じる事が出来ます!

20年程前の話ですが、私が都内の某百貨店内にある青果売場に居たころから、初夏の時期に販売するのはこの「肥後浪漫西瓜」でした。

現在は、初夏の風物詩的な感じでブランド西瓜として全国的にも名前が知られて、生産量が足らないくらいになっています。

生産者も熊本県内の植木町内の35名の生産者限定されています。

出荷時期は4月下旬からだいたい6月上旬位(?)まで、5月が出荷のピークなんです。

普通西瓜と云えば“夏果実”代表的なもので、7月とか8月によく店舗で見られますがこの「肥後浪漫西瓜」は時期が全く違います。だからこそまさに希少の逸品と云えますよね。

表皮の黒い肥後浪漫西瓜!

熊本訪問記_2018年5月杉さん_黒い肥後浪漫西瓜「大黒丸」

又、今まで全く知らなかったのですが、この「肥後浪漫西瓜」に表皮の黒い黒皮肥後浪漫西瓜と云う西瓜も有りました。通称大黒丸と呼ばれるそうです。

もうビックリでした。黒皮西瓜の代表と云えば、北海道産の「でんすけ西瓜」が有名ですが、見た目はそっくりですねぇ。

試食した感想では、甘味が強いのですが、果肉が少し柔らかい感じでした。シャキシャキよりも柔らかい食感の西瓜がお好みの方におすすめと云えます。

四角い肥後浪漫西瓜!?

肥後浪漫四角西瓜_ハート型有り

他には肥後浪漫四角西瓜も有りました。なんと四角い西瓜ハートの形が浮き出ているとんでもない西瓜でした!びっくりです!

私も今まで何回か四角い西瓜を見たり、前述の百貨店で販売(1玉10,000円で)したことがありましたが…。これほど大きく、まさかのハートの形の有る西瓜は初めてでした!!

四角い西瓜の作り方は、もとは定番の丸い西瓜を、大きくなる中で真四角の型にあてて成長させます。今回の逸品は型の横にハートの型も付けているようです。そうやって大きくなると、真四角になり、ハートの形が浮き出てきます。

観賞用としてとても人気だそうです。流行りのインスタ映えというやつでしょうか!?

多分、販売価格は1玉8,000円~10,000円位だと思います。

旅のメインイベント!JAあしきた様直販センター落成式へ参加

熊本訪問記_2018年5月杉さん_直販センター落成式

朝から雨模様

旅の2日目は朝から雨模様でした…。

※実は、私は通称「雨男」と云われていて、出張先からいつも「杉本さんが来ると雨が多い」とか「東北へ冬に行くと嵐(大雪)が来る」と云われています。

で、それも結構きつい雨が降り続いていました。

当日は10時から落成式の式典が有ったのですが、出席者の皆さんが足元の悪い中大勢の方が全国から集まっていました。

出席者の皆さん、雨男でゴメンナサイ!!

そういえば、当ブログでもレポートした奄美大島での「29年度奄美たんかんハサミ入式」へ訪問した時も、私が雨男でしたね…。

奄美大島の珍しい柑橘「たんかん」産地レポート!杉さんの訪問記
奄美大島の珍しい名産柑橘「たんかん」の農園へ訪問した記録です。たんかんの特長、産地の様子、そして一大イベント「29年度奄美たんかんハサミ入式」の様子も、現地の写真と動画で詳しくお伝えします!今回は青果部最年長の杉さんが詳しくレポートしてくれました。

JAあしきた様の直販センター落成式

式典は全国の市場関係者、国、県、町の行政関係の方々、我々の様な直販部との取引先等約100名位集まられて盛大に行われました。

大型のセンターで事務所、作業場、商品開発室、大型の冷凍、冷蔵庫などを完備していて、設備も充実しているセンターでした。

直販センターオープンおめでとうございます!

2日目:サラたまちゃんの選果場を視察

熊本訪問記_2018年5月杉さん_サラたまちゃん選果場

その後、毎年販売している同JAの「玉ねぎ」の選果場を視察してきました。

その玉ねぎは、サラたまちゃんスーパーサラたまちゃんという新玉ねぎです。

毎年3月下旬頃から「葉つきサラたまちゃん」の出荷が始まり、4月前半位から5月中旬位まで「サラたまちゃん」の出荷が有り、その後に出てくるのがなんと「スーパーサラ玉ちゃん」と云う新玉ねぎなんです。スーパーの方は5月中旬位から6月上旬位までしか出荷されない季節限定品ですよ!

この「サラたまちゃん」JAあしきた様商標登録品です。

弊社の取り扱い商品の中でも、この「サラたまちゃん」は春先の人気商品のひとつです。社内スタッフにも「サラたまちゃん」のファンが多数いて、一緒に楽しみに注文したりしているようですよ。

サラたまちゃんの選果の様子を動画でご覧ください!

丁度当日は「サラたまちゃん」の選果が行われていました。

基本的には機械で選果するのですが、機械選果する前段階で、6名のご婦人たち(ベテランの方々)が目視でチェックし、傷果、腐敗果、小玉サイズや規格外品等を取り除いた後、機械でサイズを選別して箱詰め(10㎏詰め)します。

目視チェックの後は全て機械化されています。

サラたまちゃんの味の特長

熊本訪問記_2018年5月杉さん_サラたまちゃん箱入り

サラたまちゃんの味の特長は、玉ねぎ特有の辛味が少なくジューシーで柔らかくそのまま食べても美味しいのが魅力です。生のまま食べても美味しい玉ねぎです。水にさらすのもサッと通すだけで充分OKです!

又、果肉が柔らかいので熱を加える時も短時間でOKです。じっくり長時間掛けると果肉がトロッとろとける様な感じになり、それもまた絶品です。

この味を実現できているのも、栽培からの徹底したこだわり、収穫したら早い時期にみずみずしい状態で出荷するための産地の皆様の努力の賜物なんですね!感謝、感謝です!

玉ねぎは何処のご家庭でも使用頻度の高い野菜です。

だからこそ、時期ごとに旬のもの、美味しいものを選んで頂きたいですね。

シニアの私でも作れる!サラたまちゃんおすすめレシピ3をご紹介します。

66歳のシニアな私でも作って楽しめる「サラたまちゃん」を使った簡単レシピ(おつまみ編)をご紹介しますね。よく自宅で作って晩酌のおともにしています。

そのままサラたまちゃんとかつお節のサラダ

熊本訪問記_2018年5月杉さん_おすすめサラたまレシピ「サラダ」

  1. サラたまちゃんを少し水にさらす(もともと辛みが少ないので、さらさなくともOK!)
  2. 食べやすい薄さ、サイズにスライスする。
  3. かつお節を乗せて醤油をかけてもう完成♩
  4. 仕上げに青もの(ねぎを細かく刻んだもの)をパラっと散らすとなおキレイです。

サラたまちゃん丸ごとレンジでチン♩

  1. サラたまちゃん丸ごと(ハーフカットでもOK)洗う。
  2. 上部にいくつか切れ目を入れて、レンジでチン♩と温める(約5分位)
  3. オイルを少し掛けて塩コショウ等を振りかければ完成!

シンプルですが、とても贅沢な一皿の完成です。

辛みが少ないサラたまちゃんだからこそ出来るレシピですね。

サラたまちゃん丸ごとスープ!

こちらはとくにおすすめのレシピです!サラたまちゃんが食卓の主役の一皿になりますよ。作り方もとっても簡単。

スーパーなどのお店で市販されているコンソメスープ(又はコンソメの素)と一緒に、サラたまちゃん丸ごと1個を煮込むだけ!

約1時間以上かけてじっくり煮込むと、贅沢な丸ごとオニオンスープの出来上がりです。

フォークとナイフを使って召し上がって頂けると、果肉が口の中でとろけます。最高の瞬間ですね。

他にもイロイロ、サラたまちゃんはアレンジ無限大の玉ねぎ!

また、輪切りにしてバターと醤油で炒めるとオニオンステーキ風に楽しむのもおすすめです。

他の野菜と一緒に野菜炒めにするのも良し。みそ汁の具(煮込むと果肉がとけて甘味が増してきます)にするのも良し、どんなお料理にも美味しく大活躍ですよ!

もし店頭で「サラたまちゃん」と出会ったら、是非ともおすすめのレシピばかりです。色々と試してみてくださいネ。年に1回、この時期にしか味わえない旬のとっておきです!!

JAあしきた様の主力農産物

JAあしきたの主力農産物は様々です。

  • 柑橘では「デコポン」「甘夏(田ノ浦ブランドで超有名な産地)」「みかん」等。
  • 野菜では「葉つきサラたまちゃん」「サラたまちゃん」「スーパーサラたまちゃん」等。

他には、芦北牛なども最近は力を入れている大型産地です。

これらの原料を元に、JAあしきた様では熊果連とは別企画の「デコポン缶」「甘夏缶」「デコポンゼリー」「サラ玉ちゃんドレッシング」等の加工品も数多く製造販売しています。

中でも、「サラ玉ちゃんドレッシング」はとても美味しいドレッシングです。珍しさもあり、熊本土産に是非お奨めしたい商品です。

JAあしきた様の道の駅「デコポン館

熊本訪問記_2018年5月杉さん_でこぽん館

JAあしきた様は道の駅も所有しています。

その名称もまさにデコポン館と云います!

一応、会員制を謳っているそうです。その会員数が町の人口よりも多く、週末には遠く熊本市内から高速を使って1時間以上かけて買い物に来るお客様も数多くいるんだとか。人気ぶりが伝わりますね!

その隣ではぎゅうぎゅう亭と云う芦北牛を扱う焼肉レストランを経営していらっしゃいます。

また、他のJAではあまり聞かない事ですが、全国的に有名な大手コンビニさんと提携して現在4店舗を経営している画期的な存在です!

農産物や畜産だけでなく目の前が海(不知火海)と云う事もあって、水産品も美味しいものがたくさんあります。

もし皆さん熊本へ出かける事が有りましたら、是非足を伸ばして、地方の美味しい産物を召しあがってみてくださいね!