あんぽ柿とは?あんぽ柿と干し柿の違い、品種のことなど、定番人気の冬の甘味のお話しです

こんにちは、青果担当 とっておきやの田中です。

今日は冬にぴったりの柿のおやつ「あんぽ柿」についてお話しいたします。

あんぽ柿を干す様子

あんぽ柿の産地へ行った時の写真です。丸っこい平種無柿を干している様子ですね。まるでオレンジのカーテン!

あんぽ柿とは?

皆さま、あんぽ柿をご存知ですか?あんぽ柿とは、干し柿の一種です。

あんぽ柿という品種があるのではなく、柿を乾燥させた加工品なんです!

加工品と言っても、砂糖などを使わずに欲しあげた柿そのもの!自然な甘さと柿そのままの風味が楽しめ、後味も上品で柿本来の味わいが口に残ります。

主に、蜂谷柿(はちやがき)や平核無柿(ひらたねなしがき)などの渋柿を一つ一つ丁寧に皮をむき、水分を50%程残して乾燥させ仕上げた、半生タイプの干し柿です。

干しあげることで、柿ならではの甘さを引き出し、果肉はとろりとやわらかく、上品な甘さをお楽しみ頂けます。

昔は、田畑がお休みになる冬のお仕事として、農家の方が手作りしていたのがあんぽ柿の始まりだそうです。(諸説ありますが・・・)

また、「天の干し柿(あまのほしがき)」と呼ばれていたところから、「あんぽ柿」と言われるようになったとも言われています。

“あんぽ柿“と”干し柿”の違いは?

あんぽ柿の産地見学(連通し)

柿を干す準備の見学もしました。「連通し」という作業だそうです。

あんぽ柿と干し柿は実は一緒なんです。

では、何が違うのでしょうか?実は干し具合によって、水分の残す量で、あんぽ柿枯露柿と名前が変わるんです。

あんぽ柿と枯露柿の違いについては、先日アップされた青木の記事「あんぽ柿の作り方やおすすめの食べ方について青果担当が語ります」にありますが、あんぽ柿は水分が50%程度、枯露柿は水分が20~30%程度と言われています。あんぽ柿はトロッとした食感、枯露柿はうまみがギュッと凝縮しています。

枯露柿代表的なもの「市田柿」

あんぽ柿とは?あんぽ柿と干し柿の違い。定番人気の冬の甘味_市田柿

長野県南信州を代表する特産品で、「市田柿」という品種を干しあげたものです。小さくて可愛らしい形をしていて、あんぽ柿に比べるとしっかりとした食感はありますが、もっちりとした食感と上品な甘さを味わう事ができます。

また、あんぽ柿と違い表面が白い粉に覆われているのも特徴です。この白い粉は、柿から自然とでてくる「ぶどう糖」で、製造工程で丁寧な柿もみをすることで出てくるんです。もちろん食べても害はありませんよ!

あんぽ柿と干し柿では見た目、食感、風味が違う事が伝わりましたでしょうか?少し固めがお好みの方は枯露柿を、トロッと柔らかめがお好きな方はあんぽ柿を是非召し上がってみて下さいね!

どちらもまったく違うので、両方召し上がっていただくのがおすすめです。同じ干し柿でも全く別物!今年の冬は、干し柿の食べ比べなんていかがでしょうか?

あんぽ柿の旬の時期や季節は?

あんぽ柿といえば「」ですよね。

冒頭にも書きましたが、柿農家の方の冬のお仕事として始まったのが「干し柿」です。今ではそのような意味合いは無く、きちんと商品として作られているので安定した時期に出回ります。

産地にもよりますが、秋に収穫した柿を干しあげるので、12月位から出回るのが
主流ではないでしょうか。

暖かいコタツに入って、お茶と一緒にお茶菓子として召し上がるのは至福の時間ですね。

あんぽ柿の産地といえば?

全国の柿の産地では、ほとんどのところで作られているようです。販売目的でなくてもご自身が楽しむ分だけを作っている方もいらっしゃいますね。柿の時期になると軒先に、柿を干しているオレンジのカーテンがちらほら見られるのも風物詩だと思います。

あんぽ柿が有名なところでは、あんぽ柿の発祥の地と言われいる「福島県伊達市」や「和歌山」、「山梨」などが知られています。

同じあんぽ柿でも気候風土がそれぞれの産地で異なりますので、その地その地で味わいが違います。産地や品種を変えて楽しむのもおすすめです!

あんぽ柿にはどんな品種があるの?

蜂谷柿(はちやがき)や平核無(ひらたねなし)などが代表品種です。

蜂谷柿

あんぽ柿とは?あんぽ柿と干し柿の違い。定番人気の冬の甘味_蜂屋柿

干し柿専用の品種で、長楕円形の大粒で柔らかいのが特徴。平核無柿より甘みが抑えられていて、さっぱりとした甘さです。

平核無柿

あんぽ柿とは?あんぽ柿と干し柿の違い。定番人気の冬の甘味_平核無柿

渋柿の代表的な品種で、果汁が多く風味が良いのが特徴。種が無くて食べやすく、甘みが強いあんぽ柿です。

あんぽ柿について、スタッフ個人の感想

皆さんは、熟しすぎた柔らかい柿を召し上がった事がありますか?

私はカリッサクッとした食感がある柿も好きなのですが、皮がやわらかくなって、果肉がドロっと熟した柿をスプーンで食べるのも大好きなんです。

個人的な感想ですが「あんぽ柿」は、この熟した柿に似た風味があると思います。

柔らかくふっくら仕上がったあんぽ柿は、鮮やかなオレンジ色と、半分生のようなとろりとした果肉は、まるで高級和菓子のようです!

あとがき

あんぽ柿とは、柿を乾燥させた加工品です。干し上げる水分を50%程残して乾燥させて仕上げた、半生タイプの干し柿の事を「あんぽ柿」といいます。

干した皮は少し食感があって、中からとろーっと出る柔らかいゼリーの様な果肉は絶妙!

青果専門店とっておきやでは、ギフト券をご購入頂くと引換えフルーツの中に、福島県のあんぽ柿(蜂屋柿)を選んでいただく事が出来ます!

つやつやとあめ色に輝くあんぽ柿は、高級和菓子そのものです。是非一度お試し下さい!

青果専門店とっておきや

The following two tabs change content below.
田中

田中

2000年入社。フードコーディネートの学校に通い、コーディネートの仕事が出来る会社を探してオージーフーズへ入社。フルーツ専門家ではないのですが、入社以来数多くのフルーツの担当についた甲斐あって、青果に携わっています。好きなフルーツはみかんです。趣味はお裁縫です♩

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする